#006バージルの相変わらずの受難

前回、城に入れなかったバージル。ゲームがフリーズしてやり直しかと思っていたら、どうやら帰り着いた直後にセーブしていたようだ。めげずに再び城へ向かう。

と、その前に……城が移転しました。

「世界エディタ」で任意のサイズの区画を配置できることに気付き、よりイメージに近い丘に移住。元々この付近にあった家は道の先のごく小さい土地だったため、取り壊すと道が不自然に途切れてしまった。道は編集できないようなので、まあ通れればいいや。

ちなみに、前の区画より数マスほどサイズが大きい。つまり、ポストとゴミ箱が外に置ける。といっても城のすぐ横に置くことにはなるが、石段の途中よりはマシだろう。

城が飛んでいくわけもないので、脳内ストーリーでは元からここだったってことで。しかし、やはり城が重すぎるらしく一度この作業中にゲームが落ちた。先が不安である……。

日も落ちた頃、城に辿り着くバージル。夜は繁華街でもない限り、とにかく暗くて見づらい。おかげで道の不自然さが気にならないが。

「訪問する」を選んでみたが、やはり「移動不能」時に出るマークが出てしまい、訪問できない。謎だ……原因不明。このままこの企画も挫折してしまうのだろうか。最悪、最初から同居人にしてしまおうか。

しかし前回とは違って、既にグレアムとは知人である。試しに、中に入ろうとしてみると……なんと! 入れてしまいました。知人の家には勝手に入れるのだろうか。それとも実は「訪問する」が有効になっている? よくわからないが、この際、勝手に侵入しちゃえ。

もの珍しげにあたりを眺めるバージル。ここで「バージルはグレアムが金持ちであることを知りました」みたいなメッセージが。なぜわかったのだろうか……って、どう見てもわかるよね!!

勝手にとなりの部屋に侵入し、調度品を観察。しかし、グレアムの姿がない。不在なのだろうか。ついさっき、城が空を飛んできた際には(禁句)居たのに、おかしいなー。

城が広大かつ複雑すぎて、見渡しても居るんだか居ないんだかわからない……。マスコンで区画にいる人を選んでフォーカスというのがあったのでやってみたら、発見した! なんだ、ちょうど一階に下りてくるところだった。

笑顔で階段を下りてくるグレアム。なぜかコートを着込んでいる。

グレアム「やあよく来たね、この寒いのに。この城は案外寒くてね、凍えてしまいそうさ、私は家の中でも外套が手放せないよ」

しばらく会話を続ける二人。流れで職業について聞くバージル。てっきり無職だと思っていたら、「バージルはグレアムが軍人として生計を立てていることを知りました」ええっ……軍人!? これほど似合わない職業があるだろうか……。ちょっとなんとかしなければ。

そして、どうやらグレアムは空腹らしい。気をきかせたつもりでキッチンに侵入し、勝手に料理をはじめてみた。

ところが、勝手に使うなと怒られてしまい、仕方なく中断する。まあ普通はそうだよね!

グレアム「仕方ない、作りかけてしまったのなら、私が料理するさ。客人は座っていたまえ」
バージル「なんか、変な臭いがするんだけど……」

なんと! グレアムがもわ〜んと異臭を放っている。おふろに入っていないのだろうか。はっもしかして、さきほどゴミ箱設置テストをしていたときに、誤ってゴミをポケットにつっこんだせいか!

「くさいシムの近くにいたことにより」気分が悪くなってトイレに駆け込むバージル。またか! グレアムから離れると治ったらしく、その後はジュースバーのある隣室に避難して勝手にジュースを飲みはじめたが、それでは困る。

その頃グレアムはいかにも怪しげな料理を完成させ、先に食べはじめていた。バージルにも食べるように指示をしてみたが、いかにもグレアムを避けるかのように端っこに座る……。

グレアム「おや、せっかくの晩餐だというのに、なぜそんなに離れたところに座るんだい?」
バージル「自分でわからねえのかよ……」(しかもなんだこれ不味い!)

険悪に……というよりは一方的にバージル側の好感度が下がりまくる。ええー!

食事を終えたグレアムは皿を片づけもせず、もわ〜んと悪習を放ちつつ、別室へ行ってしまった。追いかける気力もなくなったバージル、仕方なく二人分の皿を片づける。

食洗機もあるのに、なぜか手動で皿を洗い終えて、ふと横を見ると……隣のテーブルにいつのものとも知れない食べ残しの皿が放置されて、ハエがたかっている。も、もうダメだ、面倒みきれない!

しかもグレアムにはそろそろ帰る時間じゃないか、みたいなことをほのめかされる。どうやら泊めてはくれないようだ。言われなくても帰るぜ!! という勢いで城を出るバージル。

気が付けばかなり遅い時刻になっていたらしい。ふとゲージを見ると、体力も尽き掛けている。帰り着く途中で体力がきれたらどうなるんだろう! と思ったが、なんとかタクシーで家に帰り着き、自室に入ると……何故かそこにはぐうぐう寝ているジュリエットの姿が。どうもベッドの割り振り設定をし忘れていたようだ。しかし今にも力尽きそうなので、細かいことは気にしていられない。そのまま今夜はジュリエットのベッドを借りて眠ることにした。

ちなみにグレアムもあの後すぐに寝てしまっていた。あ、あの異臭を放つ状態でシャワーも浴びずに!

そういえばメイドを雇ったはずなのだが、どうなっているのだろうか。一度アクティブキャラにして確認しなければ、生活が危うい。