#007 仮装パーティー
あっという間に秋になり、今日はSims世界の秋の祝日「お化けの日」となった。ハロウィンに相当するようだが、特定の宗教行事の名前を出すのはまずいのだろう。
何かそれっぽいことをしようと、リュドミルの家では仮装パーティーを開いてみることにした。当初、貸し会場をレンタルしようと思ったのだが、なぜか仮装パーティーはNGらしく、ホームパーティーに変更。まだみんな知人が少ないので、招待できる人が限られてくる。NPCまで呼ぶと混雑しそうなので、元同居人のヴィーチャ、ダーリヤと双子のアレフチナ、レオニードの軍の同僚(笑)グレアム……以上。ほとんど内輪である。
客を招待し、九時から開催することにしてみたが、何をしていいのかわからない。気がつくと、キッチンではレオニードが料理を作り始めている。
レオニード「おおっ? テーブルがないぞ」
リュドミル「(庭の方から)テーブルならもう外に運んだよ! それよりお前、料理できるのか?」
レオニード「それは……」
お客に出すのに明らかにレオニードの調理技術では危険である。ドングリの背比べだったが一応料理レベル2のリュドミルに交代することにした。
エヴゲニヤ「ねえ、それよりトイレが壊れちゃったんだけど!」
リュドミル「ヴィーチャがいれば修理してくれるんだけどなあ」
エヴゲニヤ「でも一応お客なんだし」
パーティー会場にトイレがないのは危険すぎるので、仕方なく修理屋を呼ぶことにした。
他の二人は会場準備。ダイニングのテーブルを庭に出し、風船を飾り、ビュッフェテーブルも買ってみた。後で思えばこれは要らなかったのだが。
最初にやってきたのは、二軒先に住むダーリヤとアレフチナ。なんと、料理を持参してきてくれたようだ。修理屋さんもやってきたが、気付かず、何やら扉の前で考え込むレオニード。
レオニード(そんなにも俺の料理はまずいのだろうか。いや、確かに否定はできない。だがリュドミルの技術が俺よりマシであるのかは疑問だ)
リュドミル「よしっ、できたぞ!」(黒こげの謎の物体を作り終える)
いつのまにか、みんな着替えている。エヴゲニヤは泥棒っぽい装束。ダーリヤは普通のドレスに見えるが、それは仮装なのか? なおアレフチナはコックさんの格好だったが、この双子、わざとまったく同じ顔なので、普段の服と違うと見分けが付かない。
リュドミルの仮装は青い何かの制服っぽいもの。うーん……悉くハロウィン感ゼロである。レオニードも着替えてきたようだ。靴はそのままなのか!?
新聞配達少年(?)がやってきたので、お菓子でもあげようと思ったが、さっさと去って行ってしまった。も、もうこの際ハロウィンのことは忘れよう。ただのホームパーティーね!
そこに、全身緑のあやしい人がやって来ました。誰!?
エヴゲニヤ「誰かと思ったらヴィーチャ! それ、まさか作ったの?」
リュドミル「や、やりすぎじゃないか……? しかもその格好でここまで来たのか?」
ヴィーチャ「何だって? ドレスコードを指定してきたのはそちらじゃないか」
浮きまくるヴィーチャ。しかし今回に限っては空気を読んでいないのは他の皆さんであり、ヴィーチャが正しい気がする!!
まあ仮装についてはさておき、皆で持ち寄ってくれた料理を食べます。リュドミルの作った料理? そんなものあったっけ?
結局いまひとつ何をしていいかわからないまま、ひたすら食べる&談笑、ボールで遊んだり、裏庭で焚き火でマシュマロを焼いたり、どのあたりがパーティーなのかよくわからない。まあゆるいホームパーティーだからいいだろう。やがて皆満足したのか飽きたのか、案外早々に帰り始めた。
お客さんが撤収し、片づけるかー、と思いはじめた頃……まさかのタイミングでグレアムが登場。そういえば呼んだよね! ごめん、完全に忘れてた!
グレアム「なんと、もう終わってしまったのかい? なんてこった、私は家が遠いんだよ……というよりは、家を出て車に乗るまでに途方もない時間がかかってね」
しかし、このまま帰ってもらうのもあまりに気の毒である。ここは気分を変えて、四人で町のお祭りに繰り出してみることにした。
着いた頃にはもう暗くなっていた。見えづらいが、グループの同行者にはくるくるしたマークが付くようだ。
恒例の? りんごくわえゲームに参加したり、
お化け屋敷に入ったり。レオニードはよほどハマったのか、出てきてはまたお化け屋敷に入っていきます。※暗すぎて全然見えないので画像処理しています……この暗いところが暗すぎるの、どうにかならないだろうか……
しかしここで事件が。なんと! 何度目かのお化け屋敷から出てきたレオニードが、本物の幽霊になっているではないか。ええっ? これは放っておけば元に戻るのだろうか?
幽霊のままトイレに行くレオニード。ちょうどそのときリュドミルもトイレにやってきたが、レオニードは壁からすり抜けて出て行ったために、気付かず。
やがて夜も更け、お祭りの営業時間(?)も終了となった。気がつくと、レオニードは元に戻っていた。お化け屋敷に入りすぎたためのちょっとした後遺症だったのか? ともあれ無事でよかった。
ところで、グレアムはどこいったんだろう。あれっ? いつの間にか帰ってしまったようだ。もう知らない!
なお、家に帰ろうとしたところでお約束のようにゲームがフリーズしたので、ハロウィンの一日もやり直しとなった……。