#005 ヴィーチャがアリョーシャを訪ねる
ピンポーン。
しばらく待つと、パジャマ姿でアリョーシャが出てきた。どうやらまだ寝ていたようだ。しかし! 朝っぱらからやってきた不審な見知らぬ人を、なぜか親切にも中に入れてくれるアリョーシャ。
入れてくれたのはいいが、背を向けて何か考え出すアリョーシャ。(ところで誰だこいつ?)的な雰囲気が漂う。寝ぼけて知り合いと間違えて入れてしまったのだろうか!
しかし、話しかけてみると意外にもフレンドリーなレスポンスが返ってくる。よくわからない人だ! 妙にうちとけてノリよく話し始める二人。非公式に身長をいじったせいか、手がTシャツにめり込んでいる気がするが……気にしない。このまま意外と仲良くなれるのか!? と思ったそのとき、突然アリョーシャが外に走り去った!
どうやら、仕事の時間だったようだ! 昨日引っ越してきたばかりなのに、もう仕事に就いているとは知らなかった。平日の朝から押しかけられちゃ困るよねー。
ヴィーチャ「仕事? 何の仕事をしている?」(急展開に面食らいつつ)
アリョーシャ「委託販売!」
あっという間に姿が見えなくなったアリョーシャは、「委託販売の専門家」らしい。えっ、そんな仕事キャラができたんだ? 町のNPCではみかけたのだが。発明品委託したいんだけどなー。
そんなわけでアリョーシャとの初対面は案外スムーズにはじまったかと思いきや、一瞬にして終わってしまった。仕方ないので、また今度。どうでもいいが、なぜか横にいる子供はたぶん新聞配達少年である。