TS3 三国志 #1 シム三国志と馬の問題

CCの素晴らしい中華ワールドを使ってみたくて、別サイトで書いていた創作三国志のキャラを中心に武将シムを作って遊んでみる。今回は、普段の現代モノとは完全に別のデータフォルダを作ってCCをインストール。

・三国志とは名ばかりの、魏末〜晋呉二国時代の人たちメインです。
・司馬昭×陳泰のカップリングを推しています。他、ほのかに吾彦×陸抗×孫晧、諸葛靚×司馬炎なども? ただしゲームの仕様上、想定外の人間関係が発生する場合があります。

舞台となるユーザーメイドのワールドは清霜童子さん作の「太平乱世城鎮」。まさに理想的な中国城郭都市!

宮殿ゾーンには魏晋の都の人たちを、それ以外の地には主に呉の人たちを住ませてみた。

※以下プレイ画面ではグラフィック設定を若干下げていることが多いけど、本当はさらに美しい街。なお現代版プレイ日記ではスペックの都合でとにかく軽さを追求していたが、こちらは新環境でのプレイ。

宮殿の奥の三つの屋敷には、司馬師司馬昭司馬伷がそれぞれ家族で住む。

私としては帝は司馬炎であってほしいところだが、父上も伯父上も健在なため、誰がトップともつかない状態になっているのだった。

宮殿の東の方には、司馬昭親子の別邸。こちらの方が広くて住みやすかったので、主にこちらで寝起きすることにした。(司馬師・司馬伷は家系図を繋げるために作った実質NPCでありメインでプレイする予定はないので、そのままである)

宮殿の西側には陳泰賈充張華がそれぞれ別の屋敷を構えて住んでいる。何名か同居させてもよかったが、人選がしっくり来ないのと、まだ空き家に余裕があるのでひとまずは一人暮らしになった。

家まで疾走する司馬炎。

実は、宮殿の中は車道がないため車に乗れない。家から出かけようと思えば、城門外まで徒歩移動しなければならないのだ。宮殿の中をタクシーに走られるよりは景観的にいいかもしれないが、かなり不便である。

司馬昭も全力疾走!……何故かみんな必ず走る。

雨の夜も全力疾走! ※陸機

ところでこのワールドは街灯などもないため、とにかく夜が暗い。さらにいつものライティング調整MODのおかげもあって、宮殿の外などは実に真っ暗である。リアルだが不便なので、そのうち要所要所に灯りをつけるかもしれない。(この灯籠の色は要調整だが)

車がないなら馬で移動すればいいじゃない! と思いきや、乗馬スキルが0のため、反対向きに乗ってしまった。しばらく練習してみたが、乗り降りするのがやっとで、道のりは遠い……。

乗り物は、古代戦車(っぽいバイク)を持たせることにした。これは街とは別のクリエイターによるCCである。あくまで「っぽい」なので、音はバイクだし馬の足も動かないが、それでも町の景観がかなり改善される。

とはいえ、バイクも車道しか走れないので、宮殿内を全力疾走する人々の姿は相変わらずだが……。

さらに大きな馬車(っぽい車)も。洋風馬車だが、車よりは違和感がない。

一方の宮殿の外。街の北門の近くの桜が美しい屋敷には孫晧が住まう。プレイヤーは呉ファンなので孫晧を帝にしたかったが、司馬氏を差し置いて、というのもなんだか違和感があったのでこうなった。

孫晧の家族は馬と犬だけ。犬はそのうち増やす予定である。

しかし、宮殿内の邸宅とは異なり、敷地ほぼいっぱいの広さで四方が塀で囲まれているため、馬の居場所がないという問題が。門は仕様上ドアなので、馬は通れないのである。

馬を空腹にするわけにもいかないので、臨時に家の外の隙間に飼馬桶を設置してみたが、微妙すぎる。

孫晧(何ゆえ朕自らこのようなことをせねばならぬのだ……)

庭先でスマホを取り出し、メイドサービスに電話します。

孫晧「早急に女中の手配を頼む。それに執事もだ。何? どちらにするのかだと? どちらもだ!」

街の中央の庭が美しい屋敷には陸抗陸機陸雲の親子が住む。だが、やはり塀で囲まれているため、門の前に所在なく佇む馬の姿が。

街の南門に近い小ぶりの屋敷には諸葛靚。しかし、やはり馬の問題が……。

北に宮殿の門が見える大通りに面した比較的質素な家には、吾彦が住む。しかし馬(略

諸葛靚「つまりはどの家も、馬を庭に入れられぬというわけですな。如何したものでしょう」
吾彦「不可能であると諦める心根が不可能を生み出すのですぞ。門を通れぬというならば、他の箇所を通れるようにすれば良いのです!(ドゴーン)」(塀を破壊)
諸葛靚「なんと、これは妙案。さっそく我が家も」
陸抗「しかし、これでは少々不用心ではないか?」
陸雲(それ以前に、家の美観に問題が生じることをどなたも気にせぬとは……!)

かくして塀を一部取り壊して強引に馬を庭まで入れてみたが、やっぱりおかしいよね! せっかく美しいワールドなのに、困ったものだ。馬がドアを通れるMODとかないかしら。

街の西南にある木々が生い茂る家には、羊祜杜預が越してきた。羊祜には宮殿暮らしは窮屈そうな気がしたので、郊外に。ついでに一人暮らしばかりも寂しいので後輩格の杜預を同居人にしてみた。

杜預「なかなかに良い調度も揃っておりますな」
羊祜「なんと派手な色だ……私はこのような華美は、あまり好きでないよ」
杜預「折角越してきたというのに、そのような」

木々が多くていいかなと思って適当に選んだら、実は妙にド派手な家だった……。

羊祜「だが、貴殿はこの屋敷の重大な問題点に気付いているかね」
杜預「とは?」
羊祜「寝台が一つしかないのだ。ともに休むかい?」
杜預「はて、シングルベッドですぞ。仕様上、物理的に不可能でございます」
羊祜(……つっこむべきところは、そこではなかろうに!)

羊祜「やあ良かった。実はあちらに離れがあった、寝室も揃っているようだよ」
杜預「ですが、あちらへ行く道がないような気がいたしますな」
羊祜「おや、これはおかしいな。まあ良いではないか、泳いでゆけば」
杜預「……」←カナヅチ

結局、この別館にどうやって入るのかは謎のままに……。

というか実は、よく見たら、本館の一階にもう一つ部屋があったのだった。

杜預「なんだ、寝室があるではないか、人騒がせな! だが一階の方が便利ゆえ、ここは一つ早いもの勝ちで使用権を設定しておくとしよう」(ポチッ)