TS4 機密シムズ #4 三人、ジャングルへ行く・1

リスタートからシム時間で数日後。プレイ世帯以外に十人以上ものキャラを作って配置したのに、一向に町で出会えないのは何故だろう。ひとまず社交は後回しにして、義和・仲達・子桓の三人で旅行に行くことにした。

行き先はゲームパック「Jungle Adventure」のセルヴァドラーダ地方のジャングル。

市場の隣の「ヴィラ・セルヴァドラーダ」というコテージをレンタルした。お隣の虫が出そうな安い家に比べればかなり高いけど、気にしない。しかも、ふと気が向いて出発したのは23:30、おそらくは30分のために一日分の料金を余分に支払うという、経済観念に欠ける一家である。

そんなわけで深夜だったので、義和がキッチンで作った餃子を食べ(異国情緒ゼロ)、朝に備えて寝ることにする。

なにやら子桓が「不快」顔をしていると思ったら。冒険をする前から運動のしすぎで筋肉痛になっていた。

食後、仲達と会話していたら、早くも関係が「恋人」に進歩。相変わらず友好ゲージは赤だが、意外と普通になってしまい残念?

隣でロマンスが進展していようと、何一つ気にせず本を読み続ける義和は、相変わらず強メンタルの男だった……。

さて翌朝。装備を買えというアドバイスが出ていたので、市場に向かったが、露店のおじいさんがサボっており、話しかけても商売をしてくれない。せっかく早起きして来たのに。

先ごろNPCを調整するMOD(NPCC)を導入したところだったので、その影響かと疑ったが、売り子自体は居るので関係なさそう。開店時間が決まっているのか、おじいさんの気まぐれか?

暫く待っていると、新たに駆けてくる人影が。やっと開店かと思いきや……隣の屋台の人で。

もう装備を買うのを諦めようかと思ったが、やはり初心者が丸腰でジャングルに入るのは不安だ。さらに待っていると、やっと先ほどのおじいさんが店を開けてくれた。

なお、プレイヤー操作により子桓が売り子のおじいさんを必死に追いかけている間に、仲達たちは勝手に背後の酒場で朝から飲んでおり。せっかくなのでバーテンダーのおじいさんに話しかけて地元情報を入手しておいた。(やけにおじいさんばかりの地方だ)

探検初心者、何を買って良いのかわからなかったので、ひとまずテントとランタン、クーラーボックスなどを調達。虫除け薬の類は目録になく、屋台に並んでいるものを直接買うようだが、探検用品を買おうとすると、おじいさんが屋台を離れてやってきて売るせいで、買えなかった。

やっと装備を整えた頃には昼近くなっていたが、ジャングルの入口「ベロミシア探索拠点」に到着。

ところで、夏の暑い日だったため、みんなハーフパンツにサンダルの軽装で、ジャングルを進む服装としてはどうなんでしょうか。……と、あとで写真を見直して思った。

ジャングル入口は木に覆われて塞がれている。「素手で道を切り開く」というコマンドがあったが、果たしてそれはガーデニングスキルの管轄なのか!?

幸い、ツアーの旅行社(?)から貰った物品の中にマシェットがあったので、文弱マッチョの仲達が汗を流してがんばる。ところでやっぱり右利きなんですが。

その間、義和は公衆トイレに行き、子桓はおもむろに背後でギターを取り出して弾き始めた。応援部隊かな!?

無事に開いた門(?)を抜けて、奥へ。雄大な吊り橋を渡って……

渡り終えたところで、全員のムードが滝によって「誘惑的」に。爽やかな滝だと思ったのに。

せっかくなので、仲達と手を繋いでみる子桓。なにしろ「恋人」なのに不仲なので、素面では拒否されるからね!

こんなときにトイレに行きたくなる仲達。要所要所に手際よく照明まで置いてあり、いかにも「観光用ジャングル」だが、さすがに内部にトイレはなかった。代わりにこのような、「肥料をやれる」茂みが……。

仲達が茂みに肥料をやっている間に、今度は義和が新たな門を切り開く。

(実は蜂に追いかけられたりいろいろありつつも)門を抜けると、霧に包まれたゾーンへ。

何かの遺跡の、こんな崖っ縁まで行ってみたり。ジャングル内部はどこも美しく、スクショも引きで撮りたくなる。

野生のフルーツを獲ってみたりしていたが……

突然、仲達に「メラメラ虫」が襲いかかってきた! 妙に不幸体質なのは気のせいか。残念ながら「メラメラ中和剤」も持っていない。露店のおじいさんが売ってくれなかった商品の中にあったのだろうか。

このままでは仲達が燃えてしまう。義和はおもむろに消火器を取り出した!……通常時の火事と同じ扱いらしい。

無事に消火に成功。ただしススだらけで、くさい。

衛生ゲージが真っ赤になってしまった。しかしここはジャングルの遺跡、お風呂などはない。入口手前にあった公衆トイレはシャワーを兼ねているようだが、せっかく来た道を戻るのも惜しい。

ちなみに、義和は仲達を助けたことにより自信満々になっていた。

とりあえず進んでいくと、新たな門があった。今度は子桓がマシェットを持ち、義和がギターを借りて応援。(子桓の持ち物に入っていたはずが、いつの間に?)

門を抜けて進むと、「オミスカ王族の浴場跡」に辿り着いた。

さすがに現役のお風呂ではないようだが、水もある。とにかく汚れを落としたい仲達、駄目元で裸になって泳いでみると。衛生ゲージが若干ながら回復してきた!

他の二人もしばらく水着で泳いでいたが、おなかも空いてきた。苦労して露天のおじいさんから買ったランタンとクーラーボックスの出番だ。

まさかの全裸のままドヤ顔で食べはじめる仲達と、さすがに驚く義和。子桓は全く動じていないようだが、気付いていないだけなのか? このあと手動で服を着せました……。

夜も更けてきたので、テントで寝ることに。後になって気付いたが、このテントは「Outdoor Retreat」のアイテムで、ジャングル内で張れる場所はかなり限られており、ここは貴重な場所だった。

義和と仲達が就寝、最後に子桓が入ろうとすると。「現在、このテントは使用できません。」定員オーバー! 初心者向けテントは二人用だったらしい。

仕方ないので交代で寝ようかと、少し離れたところでギターを弾きながら待ったりしていたが……。

雨まで降ってきた!

閉め出された挙げ句、ずぶ濡れ。ついでに蜘蛛にも襲われた。さすがにかわいそうなので……。

そこは観光用ジャングル。実はいつでも瞬時に宿泊施設に戻れるのだった。普段のお出かけと同じシステム。冒険ムードが台無しなので、この方法は封印したほうがいいかな!

こうして一人で戻った子桓は、シャワーを浴びた後、コテージのベッド(なぜか子供部屋)で寝たのだった。

翌日に続く。