The Sims 4 #2 バビロンの夜

2026/05/09

TS4 撮影会

楽壇のお尋ね者レコが素性を隠して数日だけ働いていたバイト先違法経営疑惑の音楽バーBabylonにて同僚のアランリュリュとのセッション

前回のライブ撮影会の約一年後に撮ったけどワンカットで力尽きて一向にページが増やせないので諦めて今さらアップ……

 カウンターで飲んでいた中年の大柄な男性客が黙々とグラスを磨いていた彼に親しげに話しかけた
レイあっちで歌ってくれないか
 レイライノットというのがここで雇われるに際して彼が適当に名乗った偽名であった咄嗟にそれらしいフルネームなど思いつかなかったからたまたまその日見た二十年も昔のB級ホラー映画の主人公から拝借したのだったがおそらく誰も気が付かないだろう

 顔を上げて胡乱げな視線を遣ってしまってから彼は眼前の男の顔を思い出した
 この客は昨夜も来ていて件の常連だという老人ほどではないにせよ結構なチップをくれたのだ
バイオリン屋なんだけど……
知っているが楽器は間に合っている下手でもいいんだ君の声が聞いてみたい
 と男は顔を間近に寄せて微笑んだ
 あのチップはバイオリン演奏の評価ではなかったのかとレコは内心大いにがっかりしながら店長の姿を探したがバックヤードに籠もったきりで出てこない特にバイオリニストが歌ってはいけないとも言われていなかったので頷くとステージの方へ行った
リュリュアラン次はThe Hermitを伴奏してくれレイに歌わせる
 客は既にかなり酔った顔でこの国の有名クラシックロックバンドのバラードをリクエストする
レイ歌なんて歌えるんすか
 アランに耳打ちされてレコは苦笑した
仕方ねえだろ……
 アランのアコギがイントロのアルペジオを弾き始めたがレコは肘で突いて囁いた
おい原キーで弾けよイ短調だろ
 アランはときどきこの曲をリクエストされて弾き語りをしていたがサビのボーカルがかなりのハイトーンだったのでキーを下げていたのだ
——
 イ短調と言われてもギター少年には咄嗟にピンとこなかったらしい
Aマイナー
 レコは言い直しアランはギターに付けていたカポタストを調整しようとしたが後ろからピアノ弾きのリュリュがクレームを付ける
ちょっと簡単に言わないでよいつもこれでやってんだから
弾けねえの
 悪気もなくレコは聞いたがどうやら音楽家のプライドを傷付けてしまったらしい
余裕で弾けるけど わかったイ短調ね
 とリュリュは鼻息荒く宣言してアランが改めてイントロを弾き始めるリュリュがなかなかの腕前でピアノを添えレコは隣の丸椅子に座って脚でリズムを取りながら哲学的な歌詞を歌い始めた

— World System: Origin-E #19

ゲーム内ではチャドの経営するスモールビジネスとして実働しているこのバー三人とも堂々と素性を明かして働いている

アタシの顔が見えない上にスカートが突き抜けてるんだけど