#032宮廷パーティー

城郭都市の中心にある宮殿には、君主(?)イルデルチェ一家とその家臣が住んでいる。

改装中の大広間。一部分吹き抜けになっているため、ライティング調整がうまくいかないのが悩み。

お城では、メイドさんも中世風。

……電気・水道は通っているようです。

元は普通に現代仕様だったキッチンを、大幅に改装。

しかし、メイドは料理をしてくれないのだろうか? 気づけば、ヴィデーン恐ろしい品質の料理を作成していた。

ダイニングもお城仕様に。ところが、

おもむろに皿を持ったまま外へ?

……なぜか、使用人用の家(?)の小さなテーブルで食べはじめる住人一同&メイドさん。……この小屋には鍵をかけておこう。

騎士のライナーシュがぽつんと一人、ダイニングで食事。

ライナーシュ(うっ! この味は酷すぎる)

朝の料理に懲りたのか、夜にはライナーシュが自主的に料理をはじめた。

実はこの日、最近リリースされた「世帯を食事に呼ぶ」コマンドを改良するMODを導入したところだった。通常、各々勝手に大皿から取っては待たずに食べ始めてしまい、大所帯ともなれば家族揃っての食事風景はまともに見られないのだが、これを改良してくれるらしい。試すには絶好の世帯である。

大皿を持ってきたライナーシュ、まず人数分をテーブルにセッティング。さらに勝手に食べ始めることなく、残りは片付けに行く。これは素晴らしい! 近いところから順に置いてしまうのか、このテーブルの構造では配置位置がちょっと惜しいが。

というわけで、皇帝陛下も隅っこに座ってお食事。あれ? また一人いないと思ったら、

不良医師のヴィデーンは、厩に隠れて煙草を吸っていた。この煙草はCCなのだが、中毒になる上に、当たり前だが吸えば吸うほどストックが減っていき、また買い足さなければならない!

メイドがどこかに行ってしまったので、ライナーシュは皿の後片付けまで担当。

ライナーシュ(果たして、騎士の任務とは何であろうか?)

メイドはサボっていたわけではなく、ベッドメイキングをしていた。敷地が広大な上に仕事量が多く、大忙し。撮影し忘れたが、初めて二人同時にメイドがやってくるのを目撃。仕事量が多すぎると、複数人派遣されてくるらしい。一人は後で執事に変更し、住み込ませることにした。

翌日。

イルデルチェ(今日は町の皆を招いてみようかしら)

改装も進んできたところで、お城でパーティーが催されることに。友人知人と、城郭都市の住人を招待。

やってきたのは、ご近所に住む魔道師二人。

アスティ「ふん、なぜこの僕が、邪教徒どものパーティーなどに!」
ハルヴィオル「まあまあ、ここはひとつ諜報活動の好機ということで、敵城の弱点など探られるがよろしいかと」

城の住民とは原作で敵対勢力であるこの二人、ゲーム内でも「敵」同士で仲は最悪なのだが、試しに招待してみたところ、普通にやって来た。もしかするとパーティー人数制限解除MODの影響などあるかもしれないが。

料理スキルの高い人がいないので、ビュッフェテーブルも設置。

アイリンドはパーティーそっちのけでチェス盤に夢中。そこへアスフェル女装ドレス姿でやってきた。

アスフェル「やあ、遅くなってすまない。しかし、宴の最中に一人でチェスの練習とは!」

見渡せば、招待してもいないのに、乗り込んでくる人の姿もちらほら。

ジュリエット「そりゃ城のパーティーなんて聞きつけちゃ、紛れこむにきまってるだろ」

グレアム「ははは、そのとおりだ。もっとも個人的に正直、城は見飽きているのだがね。やあやあそこの少年、忍びこんだ感想はどうだい?」
ヨハネス「失礼な、僕は侯爵として皇帝陛下に招待されたんだ。なに、その場違いな服装は? 上流社会というものを理解していないようだね」

ヴィデーン(はて、少年侯爵など、招待者リストに載っていたであろうか……?)
アリョーシャ(ちなみに俺は、近所の縁でほんとに招待されたんだけど。絡まれても面倒だし黙っておくか)

なおヴィデーンは、ちゃっかり帰り際に、ほぼ初対面のヨハネスを誘惑していた。さすがは「超ロマンチスト」特質の持ち主!……結果は、キレられて喧嘩別れしていたが。

パーティーは夜まで続き、酔いつぶれたジュリエットが勝手に寝室に上がり込んでドレスのまま寝ていた。本当は、各部屋に主以外が入れないよう鍵をかけたいのだが、そうすると執事やメイドも入れなくなってしまったので、結局開けっ放しなのだ。

ヴィデーンの姿がないようだが……?

今宵は閑散としている城門横のパブ兼宿屋にて、やさぐれていた。

店主「見境なく口説くからフラれるのさ」
ヴィデーン「なんだと、相手は選んでいる。つまり、それなりに美しく、それなりに身分のある者だ」