#029中世から現代日本まで

ある日、町ゾーンの舗装された道路を馬で疾走するマント姿の人物が?

「うわっ!」

「いてて……この暴れ馬め!」

アスフェル「と、いう惨事に遭いましてね」
アイリンド「チェック」
アスフェル「あっ!」

というわけで、このたび、城郭都市ゾーンには撮影会用に作った中世ファンタジーのキャラたちも住ませることにした。

城郭都市の一角で、魔法の練習をするのは新住人のひとり、ハルヴィオル。魔道師キャラは、SNの「魔法使い」にしてみたのである。

もっともSims世界の魔法使いは、ファンタジーRPG的なそれよりはハリーポッター的なイメージと思われ、キャラの原作とは若干のギャップがあるが、仕方ない。

基本、中世キャラは城郭都市にまとめてみたが、アリスンは畑仕事をしたかったので少し離れた村ゾーンに。

原作で彼が飼っている「幻獣」を再現するべく、猫をカスタムスライダーで強引に巨大化してみた。さすがに、動きは不自然になってしまうのと、

顔アイコンが怖いのが問題か。あとは、猫用の羽根があったらつけたいな。

気づけばアリスン、「近所のペット里親サポート」なるものを開業していた。初めて見る表示だ。

アリスン「そもそも『人間里親サポート』状態なんですけどね」

10代以下のシムは一人暮らしができないので、弟子のイムル&自称友人のルキの保護者になっているのだ。

ホウキに乗って城門から出てきたのは新米魔法使いのルーテル。なおこのホウキ、意外と高速でポンコツ車など余裕で追い越す。

異時代装束の皆さんが普通の町中を闊歩する姿も、むしろ楽しい。

ヴィデーン(むっ、美しい少年がいたぞ)

宮廷医師(などという職業はないので普通に町の病院勤務だが)のヴィデーンは「超ロマンチスト」特質のせいかどうか、行く先々でハートマークを飛ばしまくっていた。

ヴィデーンのスポーツウェアには甲冑を設定。都心のジムに繰り出して鍛える。

ステファン(なんだ? このコスプレ野郎)
七旺美(暑くないのかしら?)

広場には、頻繁に中世キャラたちの愛馬がたむろするように。囲まれるのは新住人のウォルドー

ヴィーチャ「それで、仕事は何を?」
ハルヴィオル「ははあ、それが、目下魔道を活かせる場を探しておりまして」

現代の住民の中には、完全に馴染んでいる人もいれば……

バルタザール「うわあ! なぜか馬の大群の幻影が見える!」

適応できない人も。

現在、広場に次ぐ社交ゾーンとなっている例のコインランドリーだが、

人の多い区画にトイレがないのは不便だったので、少し改装することにした。基本のレイアウトはそのまま、奥に隣の店と共用のトイレを設置。ランドリーよりは広場で踊ってほしいのでステレオ類は撤去。カラフルな洗濯機はシンプルなものに変更し、壁と床も少し古びた感じにしてみた。奥に貼ってあるのはシエルの舞台ポスター。

おや? 様子のおかしい人が。なんと、何が起きたのかは不明だが、エーンがゾンビ化している。魔法を試すチャンスかもしれない。

アリス「ちょっと、そこの赤い魔法使い少年! このゾンビ、なんとかしてよ」
ルーテル「ええっ、僕ですか!? す、すみません、ちょっとゾンビはまだ僕の手には負えなくて! あの、もしもし」

……コマンドが選べないなあと思ったら、魔法スキルが低すぎて無理らしかった。やむを得ずスマホで上官を呼び出すルーテル。

やってきたのはチェラレッテー。こう見えて、ただの道化師ではないのだ。

チェラレッテー「任せなさーい!」

祝福の魔法をかけると、エーンの身体がキラキラした光に包まれ、無事に復活。

チェラレッテー(フッ、キマったわさ!……と、言っても実はチートでレベルを上げたんだけど)

しかし。

ルーテル(ああ、機械の音がうるさすぎて頭がおかしくなりそうだ!)
アリス(ここの洗濯機、旧式すぎじゃないのかしら?)

みんなゾンビ戦そっちのけで洗濯機の騒音に苦情を出していたのだった……。適当に見た目で選んだら、安物すぎたのだろうか。

一方、空き区画には現代日本風ゾーンを建設中。和風家屋、旅館、神社、学校、駐車場つきコンビニなどが並び、田舎町風になってきた。喜道家の洋館もとりあえずここへ建てたが、コンパクトなワールド用に選んだ家だったため、こうして並べてみるとかなり小さい。

この町から少し丘を降ったあたりに、シンの経営するバー「セブンス・ヘブン」が新装開店。斜面に無理やり既存の区画を設置したため段差がちょっと気になるが、あたりの風景はかなりイメージどおり。右奥には、シンの友人、八谷一家の農場がある。

中もそれらしく飾ってみた。いつものことながら、インテリアや新住人を作るのが楽しくて、なかなか生活プレイが進まない。

原作では地元の常連しか来ない寂れたバーだが、こちらは都心からやってきたお客さんでカウンターが埋まるくらいの大賑わいだった。