#026オコンネル医院

探偵で遊んでいた頃、並行して進めていたのは、ジュリエットの個人医院オープン計画。原作では田舎の一軒家の一階を医院に改装し、上階に住んでいる。といっても実際にゲーム上では街の病院に勤務するしかないので、医院部分は見た目だけでただの住居なんだけどね。

バージル「モグリのくせに、こんな派手な看板まで」
ジュリエット「ばーか、堂々としてる方が疑われにくいんだぜー」

この看板はもう少し色あせてる方がいいかな。2DのSims 1の頃とは違い、オブジェクトの絵をちょっと差し替えるにも結構手間がかかる。さらに、作成ソフト自体はもちろん、使用する画像データを読み書きするプラグインもWindowsしか対応していないので、使い慣れないフリーソフトで切り貼りしなければならない。ショートカットキーも違うのでとても手間取る……。

ジュリエット「あれもペイントしたいのになあ、あたしの宣伝カー、レディ・アントワネット嬢」
バージル「宣伝費、幾らかかってんの?」
ジュリエット「タダに決まってるじゃん! 手作り手作り」

「倹約家」特質のバージルはなにかといえばお金の話。

ちなみに、ジュリエットは顔が老けすぎなのが気になっていたので、若返らせてYoung Adult世代にした。具体的な年齢設定はないが、30代後半のはず。この際、40代未満はYoung Adultということにしよう。同世代くらいのエマニュエルはAdultのままなのだが、落ち着きの違いということで。

オコンネル医院一階。手前が待合室、奥が診療室。そのさらに向こうの部屋は建設中。(現状では、置こうか迷っているオブジェクトがつっこまれている)。

よくいえばレトロな・悪くいえば薄汚い古ぼけた医院である。このタイプライターは実はパソコン。別に普通にパソコンでも良かったが、なんとなく。プレイ向けというよりは撮影向けの家なので、そのうち撮影会で使おう。

二階。ジュリエットの寝室とバスルーム、ダイニングキッチン。

ジュリエット「あのさバージル、あんたのプロフィールにあたしんちの二階に住んでるとか書いてあったけど。部屋足んないから、三階な」
バジル「え、三階? 超不便なんだけど、家賃安くなんねえの?」

というわけで、三階がバージルが借りているフロアとなり、目下改装中。

ところで例によって、この家もDLしたユーザーメイド品なのだが、チートで階段が中折れ構造になっていて。なにかこの階段がおかしいらしく、下りられるのに、上れない。どうしよう! ググってみても原因不明で修正方法もわからない。かといってこの階段を撤去して普通の階段にするにはスペースがないし、気付かないままかなり改装を進めてしまったので、今さら他の家に変更するのも面倒である。

仕方なく臨時対策として、階段はそのままにして(構造が複雑なので撤去すると再現できなそう)、梯子を設置しました……。

バージル(え……三階まで毎日梯子で上れとか、マジかよ!)

ジュリエットが遊びに出かけてしまったので、ひとり延々と階段の動作検証をさせられるバージル。このまま修正できないようなら、部屋を小さくして廊下を広げ、せめて螺旋階段が置けるスペースを確保するしかないかもしれない。しかし待合室はともかく診療室は結構狭いので苦しい。

いろいろな意味で、不便極まりない家の予感である。まあどんなに不便な家もグレアムの元の城よりは、ましだが。

ところで、ジュリエットの生涯の願望は「恋愛よりどりみどり」とかいって、10人の異なるSimと付き合うのが目標。しかしなんと! まだ誰とも付き合っていないようなのだ。放置していると人間関係は進展しないものなのだなあ。

そのくせなぜかエーリッヒがバージルに惚れていたりするようで。うーん、原作では先ずあり得ない好みで違和感がありすぎる。特質などで好きなタイプの設定ができればいいのになー。もっとも誰も彼もがバイセクシャルだった気がするSims 1に比べて、好みの性別パラメータがあるのでその点は絞られる。もしかしたらこのパラメータを男女ともに高くしておけばジュリエットが勝手に恋愛してくれるだろうか。

とにかく、この際誰でもいいからジュリエットに恋人を作ってみたいものだ。

というわけで、先ずは地下バーに繰り出してみた。居たのはバーテンダーのエーリッヒ、エイドリアン、ジュディスに……

セシルなど。

ジュリエット(ジュディスは可愛いけど彼氏持ちだし、エーリッヒは結構タイプだけどあいつゲイだし、セシルはどう見てもお子様だし、かといってエイドリアンの石頭も勘弁だよなあー)

というほどの詳細情報をジュリエットが把握していたかどうかはともかく、どうもちょうどいい人が居ない。だがそもそも現在の住民の中で、ジュリエットの恋人に相応しいシングルかポリアモリーの(もしくは浮気可能な)人など、いるだろうか。グレアムくらいしか居ない気がしてくるが、グレアムにはバージルと仲良くして欲しいので出来れば他の人がいいな。

ジュリエットが真面目な顔をして不真面目に悩んでいると、突然、急病人が発生! しかもエーリッヒである。

サッとあやしい診療マシンを取り出すジュリエット。野次馬も集まってくる。

ジュリエット「任せろ! こう見えても医者なんだぜ」
エーリッヒ「な、なんです、そいつは?」
セシル(うわあ、最近のお医者さんはすごいな。ついでに、服装もすごいなあ……)

ジュリエット「うーん、あたしの見立てによると、二日酔いかねえ。これでも飲んどきな」
エーリッヒ(なんだこの巨大カプセルは? 不安だ……!)
セシル(あ、あやしい!)

結局、お相手も見つからず、ジュリエットの夜は無駄にタダ働きをしただけで終わった。

というわけで、恋人候補として新住民のダニエルを作った次第である。Sims 1ではジュリエット宅に住んでいたが、今回はひとり暮らしからスタート。

ちなみに、グレアムはクラブのゲート警備員に割り当てられてしまったままだった。この店にはセレブゾーンと一般ゾーンがあるのだが、セレブゾーンに入ろうとすると警備員に阻まれる。が、グレアムが勤務している方のゾーンは誰でも入れるようなのだ。

グレアム「なのに、誰もが私にこう訊ねる、『入店してもいいですか?』そして私は必ずこう答える、『どうぞどうぞ』! 果たして、私がここにこうしている意味とは何だろうか。あははは、この無意味と無価値は、実に楽しいねえ!」

……なぜか結構ハイテンションに勤務を楽しんでいるようではあるが、区画を軽くするためにもこのゲートは撤去してもいいかもしれない。